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気をつけよう!屋根の修理で詐欺にあわない注意点をわかりやすく解説

屋根の修理で詐欺にあう人が多いと聞いたけれど、どのような手口があるの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

最近では詐欺の手法が巧妙かつ悪質になってきています。

そこで今回の記事では

  • 屋根修理詐欺の被害の実例
  • 屋根修理詐欺にあわないためにはどうすればいいか
  • 万が一、被害にあってしまった場合の対処方法

などについてくわしく解説していきます。

ぜひ参考になさってください。

屋根修理詐欺の被害の実例

屋根修理詐欺の手口はさまざまで、巧妙になってきています。

主な屋根修理詐欺の手口は以下のとおりです。

  • 火災保険で屋根の修理が無料になると言う
  • 契約する前に工事をして代金を請求される
  • 突然訪問して屋根が劣化していると不安をあおる
  • メーカーや工務店になりすましてやってくる
  • 値引きキャンペーンをしていると工事をすすめてくる

よく見受けられる詐欺の被害と、被害を受けないための対策について解説していきましょう。

火災保険で屋根の修理が無料になると言う

火災保険を使えば、屋根の修理が無料になると言ってくる業者は、ほとんどの場合怪しいです。

屋根の修理に火災保険を使える場合があるのは事実です。

ですが、屋根の修理すべてに火災保険が適用されるわけではありません。

火災保険の種類や加入しているオプションによって、保障範囲は異なります。

そもそも、突然訪問した業者が加入している火災保険の内容を知っているはずがありません。

屋根の修理に火災保険を適用するには、審査が必要です。

火災保険を使って屋根を修理する際には、審査結果を待って工事をするかどうか判断しましょう。

契約する前に工事をして代金を請求される

優良な屋根修理業者は、台風で屋根を飛ばされたなど急を要する場合でも、契約を交わす前に工事をすることはありません。

屋根の修理工事では、原則として以下の流れがあって始めます。

  1. 現地調査
  2. 写真や動画でお客様と被害箇所の確認
  3. 工事範囲の提案と見積書の作成
  4. 契約書の作成
  5. 工事請負契約の締結
  6. 屋根の修理工事

さらに悪徳な業者は、工事もせずに代金を持ち逃げするケースも見られます。

いきなり契約といわれた場合はきっぱりと断るようにしましょう。

突然訪問して屋根が劣化していると不安をあおる

地上から見ただけでは、屋根の本当の状態は絶対にわかりません。

にもかかわらず、「今すぐに修理をしないと危険です。」という営業マンは信用なりません。

しかも、そのような業者に限って「無料」や「今だけ」というキーワードを繰り返して即契約やすぐに点検を迫ってきます。

自宅の屋根は、住民であっても非常に見えにくい箇所です。

また、「近所の家の屋根を修理していて気になった」といって、屋根の点検をすすめる悪徳業者もいます。

いずれにせよ、その場で判断することは絶対にやめましょう。

メーカーや工務店になりすましてやってくる

家を新築したときのメーカーや工務店になりすます手口も悪質です。

最近では、メーカーや工務店であれば、担当者から連絡が入るはずです。

また、身分証明書や名刺も必ず先に示します。

なれなれしい口調や態度で新築時を知っているような話をされると、つい気持ちがゆるんでしまいがちです。

しかし、そこは点検を依頼したい気持ちをこらえて、相手をしっかりと確認するようにしましょう。

値引きキャンペーンをしていると工事をすすめてくる

悪徳な詐欺業者は、「今だけ高額なキャンペーンをしている」「今すぐ工事をしなければ損だ」

といった甘い言葉で誘惑してきます。

屋根の修理工事は家の修繕の中でも高額ですので、割引を受けられるのならと考えてしまいがちです。

信用できる屋根業者でも、キャンペーンや値引きは必要に応じて行います。

しかし、あまりにも高額な値引き設定をすると工事業者側が赤字になってしまいます。

ですから、提示された値引き額が高すぎる場合には、とくに注意が必要です。

また、「今日決めないとキャンペーン価格は適用できない」と言ってあせらせるという手口も見られます。

このような甘い言葉には、絶対に乗らないように気をつけましょう。

屋根修理で詐欺にあわないために!5つのポイント

屋根修理の詐欺業者がどのような手口で訪問してくるのかについて、ご紹介しました。

最近ではますます業者の手法も巧妙になっています。

そこで、屋根修理で詐欺にあわないために注意したいポイントについて解説していきましょう。

突然訪問する業者は相手にしない

約束もなく突然訪問して屋根の工事をすすめる業者は、最初から断りましょう。

もし、「無料の点検だけでも」と言われても、決して屋根に登らせてはいけません。

毅然とした態度で断ることをおすすめします。

また、仮に勝手に写真を撮って見せられても相手は職人さんではなく営業マンですので、信用しないようにしましょう。

その場で契約しない

ご自身が住まいの屋根に不安を持っていて、訪問してきた業者と話をしてしまう場合もあるでしょう。

その場合に気をつけたいのが、「すぐに契約しない」ことです。

悪徳な屋根修理業者は、1日にノルマを課せられています。

その日のうちに契約を取るために、キャンペーンや値引きという甘い言葉を出して契約させようとしてきます。

「今日限定の価格」などと言われても踏みとどまって、家族や他の人の意見を聞くようにしましょう。

他の業者にも点検してもらう

高額な屋根の修理をする契約する前には、必ず2社以上に点検してもらいましょう。

違った目線を持つ専門業者からの意見を参考にすれば、価格面だけでなくアフターサービスの有無など契約する決め手が見つかります。

工事が終わってから工事代金を支払う

屋根の葺き替えなど高額な工事では、着工時に手付金や前金が発生することもありますが、修理工事代金の前払いはほとんどありません。

工事代金の前払いを提案されたら、必ず断って別の業者へ依頼するようにしましょう。

くれぐれも、工事が終わる前に代金を払わないことが大切です。

ホームページを確認する

詐欺にあわないためには、念には念を入れて業者のホームページを確認することも重要です。

詐欺業者は基本的にホームページを持っていません。

信頼できる屋根修理業者であれば、施工例や料金の目安などをホームページ上で公開しています。

簡単に業者を信用せず、ご自身でも調べることが大切です。

もし屋根修理で詐欺にあってしまった場合は?

万が一、屋根の修理で詐欺にあってしまった場合には

  • クーリングオフを利用する
  • 専門窓口に相談する
  • 警察や弁護士に相談する

ことを検討しましょう。

それぞれの方法をくわしく解説します。

クーリングオフを利用する

クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。

引用元:独立行政法人国民生活センター

訪問販売では、期間が8日間と定められています。

期間とは、申し込み書面または契約書面のいずれか早いほうを受け取った日から起算します。

クーリングオフの手続き

  • クーリングオフは書面(はがきで良い)で行える。
  • クーリングオフができる期間内に通知する。
  • クレジット契約をしている場合は、販売会社とクレジット会社に同時に通知が必要。
  • クーリングオフの書面例

引用元:独立行政法人国民生活センター

クーリングオフの注意事項

  • 送付する前に、はがきの両面をコピーしておく。
  • 「特定記録郵便」または「簡易書留」など、発信の記録が残る方法で代表者あてに送付する。
  • コピーや送付の記録は保管しておく。

専門窓口に相談する

詐欺にあった場合の相談窓口も用意されています。

一人や家族だけで抱え込まずに、専門窓口を利用しましょう。

消費者生活センター:消費者ホットライン電話番号(188)へ電話すると、最寄りの消費生活相談窓口を紹介してもらえます。

住宅リフォーム・紛争処理支援センター:住宅のリフォームに関する相談は電話番号(050-016-100)へかけてください。

警察や弁護士に相談する

最近では詐欺の手口が悪質かつ凶暴化しています。

万が一、訪問してきた業者が敷地内から立ち退かない、居座る、恫喝するなどの行為があれば、すぐに警察を呼びましょう。

また、上記の専門窓口をとおして、弁護士を紹介してもらうことも考えましょう。

屋根の修理業者の選び方

怖い詐欺の話が続きましたが、では屋根の修理はどのような業者に頼めばいいのでしょうか。

  • 屋根を修理しなければならない原因を写真などで説明
  • 修理が必要な箇所についてどのような工事をするのかわかりやすく示す
  • 詳細な内訳の見積もりの提示
  • アフターフォローも充実している

上記のポイントを参考にして、屋根の修理業者を選ぶことが重要です。

まとめ

屋根の修理業者の詐欺は後を絶ちません。

屋根は住んでいる人からすれば、急いで修理が必要なのかどうか判断が付きにくい場所です。

どこに店舗があるのかわからない業者よりも、地元密着型の工務店であれば安心して任せられます。

今回の記事を参考にして、いつまでも安心して住み続けられる家を手に入れてください。

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